この春に、奮発して15年使った3ドア冷蔵庫を最新モデルの6ドアに買い替えしました。
前回買い替えの時は、冷蔵庫と洗濯機がいっぺんに故障して、どちらから先に買おうか迷いました。しばらくの間キッチンに、電源が入らなくなって役に立たない冷蔵庫が置かれていて、とても不便な思いをした記憶があります。
今回はまだまだ氷もできるし問題なく冷えるし、そこそこ使える状態で買い物をしました。電源が入らなるまで使い切ったわけではありませんが、4-5年前から冷蔵室の扉のパッキンが破れて付きが悪くなり、ときどききちんと扉が閉まらず半開きになっていたことがあり、その頃一度買い替えを考えましたが、しっかり押さえて扉を閉めたり騙しだまし使えていたので、なんとなくやり過ごしていました。数ヶ月前に冷蔵庫から時々ブーンと異音がするようになり、いつか突然使えなくなるかもしれないとまた気になりだしました。
何度か家電量販店の店頭に出掛け、予算10万円前後と言って店員さんといろいろ喋ったり、家でパンフレットを眺めたりWEBショップの価格を見比べたり。完全に故障する前に買い替えを考えるのは楽しいものですが、昨日も今日もたぶん明日も日常には支障なく冷蔵庫が使えているので、いつ買うか、という決め手がないまま意外に延び延びになってきます。故障して完全に使えなくなるというのはひとつの目安と思います。キャンペーンとか今週から急に値段が安くなるとか、そういったきっかけになる情報がなければ、今日買おう、と乗り気になりません。
家電製品の中でとくに冷蔵庫は、サーバーの様な役割があるような気がします。新しい家電製品は性能が良い新製品は「年間の電気代」が相当安くなるようです。5年10年補償が付いているし、とりあえずの中古品を安く購入したとしても、古い部品の在庫切れが早まり、IoT対応でなくても、他の家電製品と共存する消費電力や燃費効率が時代遅れとなるかもしれませんし、またいつ故障するかわかりません。
結局、店頭で20000ポイント付与という条件に同意して、10万円前後の予算を大幅にオーバーする新モデルを購入することにしました。ついでにこれまで20年超ながらく借入れしていた残高と口座を清算し、月払ローンを冷蔵庫のクレジット・リボルビング支払いに一括しました。
10日待って新しい冷凍冷蔵庫が配送されました。宅急便さんが2人で新築の引越しみたいに、家の中の天井や壁にぶつかったりしないように上を見たり横を見たりソロソロと慎重にキッチンまで運んでセッティングまでしてくれました。6ドア冷蔵庫は小分けして冷凍冷蔵する機能が充実しているのが最初は面倒で、扉を開けたらスイカ丸ごと置けそうな3ドアが懐かしくなりますが、冷蔵庫の操作に馴れるようにいろいろと食材も買って来なければなりませんし、新しい家電が来ると気分に余裕ができる代わりに、何故か頭の中が忙しくなってきます。満足できる買い物をするとその後の生活もすっかり変わってしまいそうです。