HDDデータ復旧のはなし

数年前にさかのぼりますが、HDDデータ移行用のケーブルを貸してあげた、というお話です。

自宅のWindowsPCが起動しなくなって、データは諦めてもPCを買替えしなければならないから、などと仕事の休憩中に話し掛けられ、お困りのようだったので、データ復旧ができる専用ケーブルを持っている話になって、やってみる、ということになりました。

購入して数年というノートPCで、リカバリディスクで初期化できなくなってしまったので、サポートに電話問合せしたところ、マザーボードの故障かもしれないと説明されたとのことでした。修理なら見積り5~6万円位、しかもデータ復旧は確実にできるかどうか 分からないと言われて、絶望的になっていたところだ、とのことでした。


PCの中にあるデータが気になっていて、ダメもとでもなんとか外付けディスクに移行できれば、と熱心に話していました。 バックアップの習慣がなかったみたいですが、SDDに興味があるとか、今回の故障に懲りて1TBの外付け媒体を備えたとか、サポセンで聞いた話なのか、インターネットで調べたのか、けっこうPCのハードウェアの知識がおありの様で、スルっとつられて、PC本体から取り外したHDDを接続するデータ移行用のケーブルを持っていることを、ついつい話していました

SATAケーブルという名称のケーブルです。
SATA Serial Advanced Technology Attachment

SATAケーブルを購入すると3~5千円位費用がかかりそうですが、自分のPCのデータ移行を自分で作業することが出来れば、データ復旧やデータ移行によけいな出費がかからなくなります。PCから内蔵HDDを自分で取り出すなど、やったことがない人には、聞いただけで鳥肌が立つかもしれません。内蔵HDDをSATAケーブルに接続して、別のPCに 外付けHDDのようにデータを表示させて、データコピーして復旧することができます。

週末にはじめてPCから内蔵HDDを取り出し、CドライブとDドライブからデータ見ることができた、と聞きました。データコピーをしなくても、そのまま外付けドライブの様に繋いだままで作業できるから便利、などと聞こえた気がしました。

SATAケーブルは返して戴きました。(時々、モバイルバッテリーなど、好意で貸してあげたのに、取られてしまうかもと人間不信になること、ありませんか?)

データ移行用のケーブルは、自分で購入したものではありません。2014年ソチ五輪の開催中に某所で1ヶ月キッティングしたPCを現調持ち込み、 クライアントは大手某社本社と東日本各支社(都内、埼玉、横浜、千葉、水戸、仙台、盛岡:日当+宿泊旅費有)
単発出張案件でPC移行設定、初日にマニュアル と 腕章、専用ケーブル、デジカメなどの備品を配布されました。案件終了時に、チェック済みで返却したのですが、何故かケーブルがもう1箱、自分の荷物に混じっていたので、持って帰ったものです。

一期一会ですが、PCでお困りの どなたか のお役に立てて、良かったかなと思います。