PPT :ひたすらパワーポイント「グループ化」

スライドに、複数の図形を配置する場合、図形を[複製]します。

図形を[複製]する操作は、図形を選択した(周囲に白い丸が表示される)状態で、ショートカットキー[ctrl]+[D]

複製して図形の色だけを変えて並べたり、テキストボックスなど複製してテキストを書き換えて並べるなどで、多少の手間が省けるかもしれません。[複製]は、コピー[ctrl]+[C]&ペースト[ctrl]+[V] と同じ事ですが、ショートカットキー1回の操作です。

[複製]された図形は、元の図形の上に少しズレた位置に現れますので、マウス操作で手動で移動しなければなりません。複数の図形やテキストボックスをキレイに並べるには、[配置]>[オブジェクトの位置]>[配置]の各メニューで整列します。shiftキーを押しながらクリックして複数の図形を選択して、[右揃え][上揃え]など、中央揃えの場合は、[左右中央揃え][上下中央揃え]を選択します。

[配置]メニューでは、選択した各図形を、スライドに対して[上下に整列]や[左右に整列]することができます。

Officeで[配置]の設定といえば、[ホーム]>[段落]>[左揃え][中央揃え][右揃え]がお馴染みですが、実際にやってみると解ると思いますが、パワポのスライド上でもこちらを使うとテキストボックスの文字揃えの設定しかできません。

図形は[複製]ばかりでなく、サイズが異なる複数の図形を重ねたり、異なる種類の図形を組み合わせて配置したり、整列したりで、スライドをデザインする機会が増えてくると思います。重ねた図形を、右クリック[前面に移動][背面に移動]で調整することがあります。前面の図形のサイズが大きく被っていて他の図形が見えない場合[最背面に移動]して状態を見ます。前面に被った図形を[塗りつぶしなし]にして配置を調整することもできます。白文字で白背景など、スライドに隠れた図形を手探りで探している場合は、スライドの背景色を薄グレーなどにして見やすいようにします。

複数の図形をすべて選択するのに、[shift]キーを押しながらマウスで1つ1つ図形を選択する操作で、間違いありません。マウス操作で、すべての図形を囲むように四角くドラッグすると、すべての図形に白丸が付いてくると思いますが、ドラッグ枠から一部はみ出している図形は選択されてきません。[shift]キーを押しながら追加でクリックして選択すれば問題ないと思いますが、念のため、[ctrl] +[A] でスライド上のすべての図形を選択することができます。この場合の[A]キーはALLの意味です。

複数の図形を重ねたり並べたり、配置が整ったら「グループ化」します。

[Shift]キーを押しながらグループ化する図形をすべて選択して、グループ化するにはショートカットキーで[ctrl]+[G] です。[グループ化]されると、図形の周辺の白丸が一括されて1つの図形になったのが確認できます。また、グループ化解除する場合は[ctrl]+[Shift]+[G]で、グループ化された図形を別々の元の図形に戻すことができます。

ちなみに、複数の図形を選択した状態のまま、フォントや色など一括で書式を変更することができますが、グループ化したまま、元の図形の書式やテキストの修正など個別に編集することも可能です。

パワポの[テキストボックス]は、長方形などの図形をダブルクリックしたり、右クリック[テキストの編集]で、図形の中央に直接テキスト入力できます。[テキストボックス]を挿入しても、図形にテキストがセットされてしまい、別途書式設定をしようとして、それが出来ない状態になっていることがあります。[テキストボックス]を別の図形として重ねて設定したい場合、[テキストボックス]を図形の枠外(またはスライド枠外)で作成しておいて、あとからドラッグで適当な位置に移動して図形と重ねるとうまくいくかもしれません。

パワポの[図形の書式]に[図形の結合]メニューがありますが、それぞれの機能について、図形を選択する順番を確認する必要があると思います。たとえば、先に背面側の図形を選択、次に重ねた前面の図形を選択した場合と、前面の図形を選択してから背面の図形を選択した場合で、[図形の結合]で型抜きや重なり抽出など実行した結果が違ってきます。

また、グループ化された図形で[図形の結合]など操作できない場合、グループ化解除してやってみると出来るかもしれません。