最近「テレワーク」と呼ばれる在宅ワーク・ブーム再来のご時勢のようです。テレワークですから、電話回線を使ってオフィス作業を在宅でリモートワークにする、なんて、なにをどうやればテレワークなのか。などと、そもそものその問合せ先がテレワークであり、事始めなのかもしれません。
私自身は、数年前に簡単なメール登録でちょっとした在宅ワークをはじめました。「日本語ネイティブ」という人材募集広告でしたが、「OK Google」「Hey Siri」とか「Hello Yahoo」などではじまる音声検索ツールのための音声サンプル(日本語の声)を収集していました。スマホのアプリで課題文を読み上げて録音して送信する、というだけの簡単な作業ですが、インストラクションに 日本語訛りの英語の発話で、などという注文が付いていたりします。日本語音声は標準語に限らず、大阪弁でも九州弁でも万能に音声検索できる仕様に育成したいのだと思いますが、日本語が上手な外国人の方の音声ではサンプルとして不採用という条件があります。 1件当たり2~20cent、PayPalというスマホ決済アプリにプロジェクト毎に都度送金される仕組みです。日本語がとっても上手な米国AIサポートスタッフが多数活躍しています。
2017年夏、常勤していたサポートセンターで、或る月からシフト数が激減して、社保加入もして通勤していたので「これじゃ極秘でバイトしなけりゃ」キツいかな、などと公言しつつ、片手間にサイドワークを検索していました。IndeedにAmazonやアリババ事業の在宅ワークが掲載されていた頃でしたが、Difind Crowd「機会学習」という在宅ワーク「日本語ネイティブスピーカー募集」に気軽に応募して以来、メール受信はずっと継続して、業界の進捗を見聞させてもらっています。約3年の年月の間にNeevoというAIキャラクターも完成し録音用の専用アプリも充実してきました。
リモートワークが求められる渦中で、訳がわかって元気に働くAI達に受注が集中しているのか、最近受信数が増え続けています。通勤の片手間こなしきれない数々のミッションを受信することで、人は過労や不眠に陥ります。日本語ブームの昨今、我こそネイティブ日本人と名乗れる同士の方々に、ぜひ彼らをかまってあげて欲しいと願うこの頃です。