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EXCEL2:XFD (16,384 列)

「ワークシートに1行、列番号を入力する」
このたび、エクセルで一度やってみたかった事をやってみました。夏休みの自由研究みたいな課題ですが、ワークシートの列番号と同じアルファベット英文字を1行で入力する、という事です。Rio 2016オリンピックを早朝TV観戦しながらWinPCエクセルでワークシートを作成して結果、Twitterに投稿しました。

プログラムは使いません。ワークシートの列番号と同じアルファベット英文字を1行で入力するという、誰にでも出来そうな簡単な事なのですが、上手くやらないとメモリ不足等でエクセルが壊れてしまいます。

ワークシートの行列数は、EXCELの仕様で、

EXCELヴァージョン2007以降
1,048,576 行
16,384 列 XFD 列

EXCELヴァージョン2003以前
65,536 行
256 列 (IV 列 アイヴィ列)

行数は行番号と同じですが、列番号はアルファベットで表記されますので、加工する項目名がAB列とかBI列(それ以降も表がある)などPC画面上で表全体を見ることが出来ない非常に横長の表も時にはあったりします。

以前のヴァージョンの頃テクサポの問合せに、エクセルでは横列で365日データを記録できないのでなんとかならないか等々、勤務中のデスクというユーザ様からキテレツな問合せを受けた様な気がしたものでしたが、現ヴァージョンでは、
16,384列 = 256列 × 64
365 / 16384 ≒ 44.888 、列の方向で充分に40年以上分満たせることになります。

EXCEL2007以降の列番号アルファベットは、Aから3桁までになっています。
A- Z 1~26列 (26列)
AA- ZZ  (26×26= 676列)27~702列
AAA- AZZ(26×26= 676列)703~1378列
BAA- BZZ(26×26= 676列)1379~2054列
CAA-

WAA- WZZ(26×26= 676列)15575~16250列
XAA- XFD (134列)    16251~16384列

オートフィルでA,B,C, のアルファベット連続入力機能は既定では無いので、オプションの詳細設定(全般)「ユーザー設定リストの編集」で並べ替え順や連続データ入力設定で使用するA,B,C,リストを追加して作成します。この追加リストは、大文字小文字いずれかしか登録できないようです。リスト追加後は、全角半角どちらでもオートフィルでA,B,C連続入力できるようになります。

行の方向に、A列:1~ 16384を入力、B列: A~ XFDを作成して、行列を入れ替えて貼付けする方法もあるかと思います。PCのマウス操作だとPC画面上から大幅にスクロール、長時間になるので、キーボードショートカットを使う方が効率的です。

列番号の入力が完了すれば、

DOC 列 は 3097
JPN 列 は 7190
POP 列 は 11222
TCP 列 は 13614
RIO 列 は 12417
UFO 列 は 14367
XYZ 列 は ありません。

2016 は BYN 列
2020 は BYR 列
11111 は PKI 列
12345 は RFU 列

列番号を1行目に作成して、セルを1行すべて埋めてしまいます。
同様に、行番号もA列などに1行入力して、A列セルすべてにデータを入力してみます。このような状態のワークシートに、さらに1列(1行)追加、列挿入あるいは行挿入の操作をすることはできません。下記のような日本語でエラーメッセージが出て、EXCELの仕様制限の警告になります。

「データの消失を防ぐため、空白でないセルをワークシートの外に移動することはできません。新しいセルを挿入する別の場所を選択するか、ワークシートの末尾からデータを削除してください。」

ヴァージョン2003以前の65536行ワークシートにデータを読み込んだ時、インポートデータがすべて取込まれていない場合に、このようなエラーメッセージがわりとよく発生していました。65536 行では日本全国の郵便番号データベースも一括で読み込めず、地域別ワークシートを作成していましたが、現在は、12万件以上の全国郵便番号データが1シートでOKです。

EXCEL☆オートフィルでABC

EXCELオートフィル機能は便利です。

アクティブにしたセルの右下、小さい四角(■)フィルをマウスでドラッグしてコピーすると、連続データを入力します。

数値だけでなく、日付の自動入力が既定で登録済みです。
連続データリストには[日付]の書式、

曜日 aaa aaaa ddd dddd

月名 mmm mmmm 和暦 旧暦

十二支、十干 などが登録されています。

この連続データリストを、自分で追加することができます。

[ファイル] -[オプション]-[詳細設定]-[全般] で

並べ替え順や連続データ入力設定で使用するリストを作成します: [ユーザ設定リストの編集]  を開きます。

画面左窓のユーザ設定リスト で「新しいリスト」を選択、右窓「リストの項目」スペースにリストをEnterキーで区切って縦方向に入力し「追加」ボタンをクリックするか、またはあらかじめワークシートのセルに入力して範囲選択 -「インポート」をクリックして、左窓のユーザ設定リストに追加します。自分で作ったリストがワークシート上で、次回から簡単に連続データにすることができるようになります。

アルファベット順を入力できるように、A,B,C,, からZまで連続データのリストに追加してみました。
ですが、このユーザ設定リストにアルファベット順が大文字か小文字か、どちらか一方しか追加できませんでした。

大文字A,B,C,..が登録されていると、小文字でアルファベットa,b,c,.. で連続データを作成しようとすると、a,b,c,D,E,F,… となり、途中から登録済みの大文字アルファベットが表示されてしまいます。

EXCEL◇PHONETIC・考察

YouTube(インターネット動画共有サービス) で、自作EXCEL動画講座をグローバル配信している管理者が増えています。キーワード EXCEL、FUNCTION(関数)で検索すると、EXCELの関数に関する様々な動画レクチャーを見ることが出来ます。

検索キーワードを「PHONETIC 」に絞り込むと、、PHONETIC関数の仕様解説、チュートリアルのサイトが検索されます。日本語(Furigana)、中国語(Pinyin)、Hindi、 URDU 、等々、PHONETIC 機能をインストールする説明が見られることから、PHONETIC関数は、 Microsoft Officeの外国語版ユーザ向けのアドイン機能と思われます。Microsoft Japan の製品ソフトは、既定で日本語ふりがな機能やPHONETIC関数のフリガナがセットされているものということです。

さらに、WEBサーチで、キーワード PHONETIC を検索すると、キッズ向けアルファベット学習絵本のような学習教材の動画が多数ヒットします。動画の画面に単語や短文、文字が表示され、それを読み上げるキャラクターが登場しています。画面に描かれている文字や短文がPHONETIC なのか、読みの音声の方がPHONETIC なのかは解りません。