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EXCEL2:開かないで見る

前回の「いまさら、エクセルとは」のうち「ニコニコ大百科」で検索した「EXCELとは」のページで、「ExcelとWindows」という見出しの続きに、

>面白いことにこのExcel、元はMac専用に開発されたソフトだったりする。

とか書かれていて、http://dic.nicovideo.jp/a/excel
Mac専用 Excel4.0 、1.44MB FD対応,漢字Talk 6.0.7: 4MB以上..
201602日本公開の映画「スティーブ・ジョブズ」を見ましたが、映画に登場しているAppleⅡでも動作するというソフトです。

自分は、Excel 5.0を持っていました。ネットのフリマで譲ってもらったのですが、フルセットで立派な箱入りでした。 WindowsPCのExcel97,2000と比較したりしましたが、Excel5.0をインストールしていた Macintosh Performa(PPC)を使わなくなってからExcel5.0をヤフオクに出品して、落札者の方に感激されました。

「ExecuteExcel4Macro」について。

シートの追加の操作の時に、シートタブを右クリック-挿入メニューに「Excel4.0マクロ」シートのアイコンがあります。Excel4.0で使われていたマクロが、今の新しいExcelのバージョンでも使えるようになっているわけですが、VBAで ExecuteExcel4Macro というコードを書くと、Excel4.0のマクロを実行します。

ExecuteExcel4Macro でたとえば、他のExcelブックを開かないでSheet1のデータを見たい、というマクロを実行する事ができます。Excelを開かずにそのブックのパスを書いて、マクロを実行したワークシートでデータを表示させることができます。

WORDの差し込み印刷に、EXCELを開かないでワークシートの表データを呼び出す機能がありますが、共用サーバ上のデータなどExcelを開かずにリストを取り出すことが出来れば大変便利だからと活用したくなるのですが、ExecuteExcel4Macro を書くときには、充分な動作確認が必要と思います。古いプログラムなので万能ではなく、思いがけない事態が起こる可能性があります。

※参考 「エクセルで4.0マクロ」について。
http://excel4macro.blog86.fc2.com/

EXCEL2:開発タブを追加する

ExcelでVBエディター(VisualBasic for Applications)を開くとき自分は、Alt + F11 ショートカットキーを使いますのであまり気にしていなかったのですが、最近のEXCELでマクロ(VBA)を使うなら、[開発]タブを追加するという一手間がかかります。

WinXpの頃は、エクセルマクロといえば、ツールメニューにマクロ-VBA-VBEditorというメニューがありましたが、Excel2007以降、Officeのメニューがタブ(リボン)に変わってから、なんだかマクロから遠ざかってしまったという方もいると思います。[表示]タブを開いて、一番右に[マクロ]があるけど使いづらい気がする、やっぱり以前のバージョンとエクセル自体のイメージが変わってから張り合いがなくなって、等々。

最近のEXCELは既定(デフォルト)で[開発]タブがオフになっていますので、オプションで追加します。
マクロを使わない人には見えなくてよいので、教えなくて済む設定です。
Excel2007では、オプションの基本設定に[開発]タブをリボンに表示する、というチェックボックスがありましたが、2010以降は、オプションで[リボンのユーザ設定]の画面右窓、メインタブの[開発]のチェックが外れていますので、クリックしてチェックを入れます。

社内PCで[開発]タブが設定できるのであれば、マクロを組んで試用してみても構わない環境だと思います。[開発]タブが表示されるかどうか、システム管理者が監視しているかもしれませんが、そのPCユーザはマクロが使えるというアピールになると思います。

EXCEL◇レポート仕上げは値貼付け

「レポートは、値貼付けで上書きして出してください」と指示をもらいました。

レポート仕上げは値貼付けでよいということは、要するにシートに作成した数式やマクロは納品に必要ないということです。

EXCELデータで納品する時は、作ったマクロを解放して、削除しておいた方がよいです。時間を掛けて仕掛けを考えて、頑張ってEXCELで数式やマクロを作ったのに、見てもらったり評価してもらうことが出来なくて、等と言うスタッフさん達がいたりします。

お客様が求めているのは、会議資料で使う図表やグラフ、データの結果だけです。「印刷して提出して下さい」とだけの場合もあります。せっかく作ったマクロまでは見てもらえないわけなのです。

EXCEL◇マクロでできない仕事

Excelマクロは、繰返しの操作を登録する単純な作業に向きますが、例外的なデータが多い場合や込み入った手順、1回だけの操作の場合にはあまり使われません。

マクロを考えている時間は、EXCEL表のデータ処理する作業自体は全然進んでいませんので、マクロを作った方が効率的かどうかを、短時間で判断しなければなりません。その日の作業は、実際のデータ処理の作業が「ゼロ件完了」で、つまりぜんぜん進んでいない..
この案件はマクロではムリ、と判断したら、即座に1件ずつ入力作業したり、根気のいる照合作業に切り替えなければなりません。

マクロができる上級技術者なのに、この案件はなぜマクロで作業出来なかったのか、説明できなければなりません。