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EXCEL2:3ヶ月で3年分という誤算

昨年、平日フルタイム日勤の条件で3年契約の仕事を引き受けたつもりで、実際3ヶ月で契約終了という事が実際に起きました。

研究所に勤務で3年分の見積りがあるという公的な案件でしたので、支給に上限があることが考えられます。ですが、職種に「一般事務」と書かれていたので、平日毎日休まずに勤務できれば以下の様にお給料がもらえる、とまず考えてしまいます。

計算しやすいように、日当1万円(1250円/h×8時間,交通費込)とします。

月20日勤務で日当1万円の場合

1年勤務
1万円×20日/月×12ヶ月 =240万円

2年勤務
1万円×20日/月×24ヶ月 =480万円

3年勤務
1万円×20日/月×36ヶ月 =720万円

しかし、実際は3ヶ月で更新なし契約終了でしたので実際に貰えたお給料は、

1万円×20日/月×3ヶ月 =60万円

ここで、この金額を3年分(36ヶ月)に振り替えてみることにします。

60万円 ÷ 36ヶ月 = 16,666.66円

さらに、

60万円 ÷ 36ヶ月 ÷ 4週 = 4166.66円

16,667円は月給、4,167円は週給で、
たとえば、毎週火曜午後13~17時、週1半日4時間に振り替えると、1,041円

概算で約1,000円という時給らしい値になります。

そのセクションの担当業務、週1半日×3年(36ヶ月)分の見積りを、無理やり前倒して平日フルタイムに振り替え消費した..などと考えられます。

自営でボランティアのシニアコンサルやアドバイザーさん達が、派遣登録して週1(半日)通勤しています。経験豊富で有資格等、現役時代は専門職で先生と呼ばれていたり、中小企業の役員席にいたり、パンフレットやWEBに顔写真付きでプロフィール紹介されていたりします。週一日非常勤で在席できる勤務先があって、しかも公務系で安定報酬が時給千円以上とかいう契約条件ですと、おそらく高倍率、空き待ち殺到の超人気案件かもしれません。

研究所で「一般事務」とは、「研究職」「開発職」と区別されます。しかも、相談やアドバイザーの仕事で見習いのうちは、既存の条件を満たす実績と認められるまで、充分な実務経験を積まなければなりません。夢うつつお仕事を引き受けると、ほとんど無償で強制的に働くような過酷な案件を案内されているかもしれません。