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EXCEL2:サムイフ ゆース

機能が同じ関数で同じ名前、単数形の単語にSを付けて複数形を表すような関数名が、Excelのバージョンアップで追加されています。Sを追加して複数の条件に対応できることで、EXCELが相当便利に感じるという印象があります。

SUMIF  SUMIFS (数学関数 2007以降)
COUNTIF COUNTIFS (統計関数 2007以降)
AVRAGEIF AVRAGEIFS (統計関数 2007以降)
COLUMN COLUMNS (行列関数 2007以降)
ROW ROWS (行列関数 2007以降)
DAY DAYS (日付/時刻関数 2013以降)

SUMIF関数は条件を指定して数値を集計する関数ですが、SUMIFS関数のSは「複数の条件」に当たり、データベースの条件で場合分けしながら集計、引数の[条件範囲]と[条件]は127個まで指定できます。また、すべての[条件]に一致したセル範囲の数値、複数の[条件]がAND条件で抽出される値が合計されることになります。

EXCEL◇列範囲を絶対参照SUMIF関数

たとえば、SUMIF関数で月別データの合計を集計するとき、関数の引数の参照列範囲を絶対参照(相対参照)するのを忘れていると、当然合計値はおかしくなります。数式を作成して何らかのデータが現れると、とりあえず信用してしまいがちですが要注意です。

参照列を[F4]キーで固定しておかなければなりません。

行の参照セルの値を計算しますが、絶対参照にすると列・行の参照元の値が変わりません。

リストを固定しないと、列方向に数式をコピーするとき参照元リストが下方向にずれてきますので、データの結果をよく見て、1月よりも12月の方向に合計値があまりに少なくなるのはおかしい、ということに気付かなければなりません。

ちなみに、SUMIF関数の参照範囲は1列ですから、正確にはF4キー2回で行固定の相対参照で充分なのですが、引数の範囲選択をしてF4キーを1度たたいて絶対参照でも結果は同じですので、この場合引数の範囲選択を絶対参照、相対参照どちらでも構わないと思います。